アメリカの研修に参加して感じた日本人と外人の意識の3つの違い
グローバル化という言葉がよく聞かれるようになりました。これからは日本も海外で活躍できるようにならないと、ということですね。ですが、日本人の美点とも言える部分が、グローバル化という視点から見るとマイナスになってしまう場合もあります。
アメリカのテキサス州で開催されたある国際大会の研修に出席する機会があり、大変貴重で有益な体験をしました。その時に感じたことをご紹介します。
大会には、アメリカ、カナダを含め、ヨーロッパ、アジア、中東など様々な国の方が出席していました。数日のセッションを通じて、日本人と外国人では大きく研修に参加する態度が異なることを痛感しました。
アメリカの研修に参加して感じた日本人と外人の意識の3つの違い
目次
- 講師に対してとにかく発言をする
- 恥ずかしがらず質問をする
- 積極的にネットワーキング(交流会)に参加する
講師に対してとにかく発言をする
外国の方は、とにかく発言します。講師の問いかけに対して頷いたり首を振ったりするだけではなく、声に出して同意・意義を表します。日本における学校の授業風景を思い浮かべていただけるとわかりますが、日本人は受身で授業でを受けることが非常に多いです。
多くの場合、先生の板書をノートに写す、あるいは指名されたら発言をするという形になります。逆に、勝手に発言をすることを嫌がる先生もいらっしゃいます。
この風景がそのまま海外の研修でも見られます。
日本人はとても真面目に参加するのですが、受身で積極性がないと評価されてしまいます。
自分もそう思う、と表明するだけでもよいです。ちょっとアメリカ人を真似して、オーバーアクションで、全くその通りと態度で示すだけでもよいです。ノートばかり見ないで、まずは是非態度に表してみましょう。
恥ずかしがらず質問をする
日本人は、質問する前にいろいろ調べ、自分で解決できるものは解決しようと努力してしまいますね。これはとても良い点だと思うのです。ですが、海外での研修ではあまり美点にはなりません。自分がある程度答えを見つけている点においても、質問をすべきだと感じます。
外国人はとにかく質問します。え、それを聞く?というくらい単純なことまで。しかも英語が得意ではないだろうという話し方で質問します。恥じることは全くないと考えているのです。
このような人たちの中で、何も発言せず、質問もしない日本人は、研修やセッションに参画する意思があるのかと思われてしまうこともあります。
勇気がいるかもしれませんが、是非質問をしましょう。慣れてしまえば、それが普通になります。講師は質問に応えるためにそこにいるのですから。
積極的にネットワーキング(交流会)に参加する
国際大会などの研修は、授業形式のセッションの他に、軽食や飲み物を取りながら自由に移動して、参加者と交流をもてる時間が設けられていることが多いです。
残念ながら、日本人はシャイで、このような交流の場においては研修の態度以上に静かになってしまい、せっかく海外の同じ職種の仲間と交流を深める機会があっても、日本人で固まっていることが多いです。
とてももったいないと感じます。是非、勇気を出して外人に話しかけてみましょう。
- どこから来たの?
- 何時間飛行機に乗ってきたの?
といった、簡単なことでよいのです。会話が始まれば、すぐに打ち解けられるものです。英語が得意でなくても大丈夫です。
中学校(最近では小学校)から高校・大学まで続けた英語のちからは、案外バカにできません。結構通じるものですよ。完璧ではなくても良いのですから。テストではなく会話なのだと言い聞かせて、交流をしてみましょう。
海外での研修や交流の機会があったら、これらの3つを思いだし、是非積極的に参加してみてください。きっとよい体験と思い出を作れるものと思います。
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