中国人と仕事をする時の3つの注意点や心構え

中国人と仕事をする時の心構え

私はこれまで約10年以上にわたり中国の企業と仕事をしてきました。想像がつく通り数え切れないほどのトラブルを経験してきました。でも慣れてくると、彼らには彼らなりの習慣や考え方があることに気づくようになりました。

 

中国で仕事

 

全てにおいてきっちりしている日本人からすると考えられないことも多くありましたが、今では外国には外国なりの方法があること、また日本人が細かいところまできっちりしすぎていることが分かってきました。中国人と商取引きをする上で、大きく3つの点に注意しておくことができます。

 

 

中国人と仕事をする時には…

 

  1. 仕事の期限には余裕をもって計画する
  2. 契約した内容が急に変わることがある
  3. 品質や検品の基準を分かりやすく伝える

 

 

1、仕事の期限には余裕をもって計画する

 

日本では仕事の納期や交通機関など、多くの事柄が時間通りに進んでいます。でも中国や他の多くの国では時間の期限がそこまで正確でないことがよくあります。もちろん中国人が時間の概念や責任感にかけていることもあるのですが、それ以外の要素があることも理解しておきたいと思います。

 

たとえば中国の会社側も納期を守りたいと思っていても、会社の子会社や一部の工場のいくつかが納期を守らないために、製品を生産できないということもよくあります。それで取引きにおいて納期や期限を決める時には、必ず余裕を持って計画するようにしましょう。

 

そして日本の会社にも納期が前後することがあることを前提の上で仕事をする必要あります。無理に納期を守らせようとすると、製品の質が悪くなったり、中国側の会社に日本人は状況を理解していないと思われてしまいます。

 

 

2、契約した内容が急に変わることがある

 

日本は完全に法治国家ですし契約した内容は絶対ですが、中国においては必ずしもそうではないことを知っておきましょう。つまり、きちんと話し合って契約したつもりでも、中国ならではの想定外の問題が起きて契約の内容が一方的に変更されることがあります。

 

それで起きるかも知れない様々な問題の可能性をできるだけ予想しておきましょう。

 

常に最悪の状況を想定しておき、日本のように順調にはいかない可能性があることを前提の上で取引きをしておく必要があります。

 

契約の内容を変更するのには色々な原因がありますが、大抵の場合は相手の会社が勝手なのではなくて、急に国の法律が変わったり中国の子会社が急に条件を変更したりすることに起因しています。

 

あらかじめ心の準備をしておけば、いざという時にも対応することができます。

 

 

3、品質や検品の基準を分かりやすく伝える

 

日本製品は世界的にみても品質が高いことで有名ですし、日本人の顧客も要求する基準が高いのですが、中国の製品はそこまで品質がよくありません。品質が悪いのを前提として取引きをする必要があります。

 

でも、品質の高さや検品を要求するのであれば、分かりやすく基準を伝えておく必要があります。たとえば、工場で働く従業員が分かるように、写真やサンプルで誰でもわかるように合格と不合格の基準を伝えておく必要があります。

 

実際に工場を見学して、問題の原因となっている点を改善してもらうようにお願いしましょう。このように上記の3つのポイントを心得ておくだけでも、中国人ともっと楽しく仕事をすることができるようになります。

 

 

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