ニュージーランドのダニーデンに大学留学
私がニュージーランドのダニーデンという町の大学に留学していた時の体験談です。
ニュージーランドに大学留学
- ニュージーランドのダニーデンとはどんな都市?
- 日本と異なる大学の行事
- 授業の様子
- 大学の様子や学生の生活
- さいごに - NZ
ニュージーランドのダニーデンとはどんな都市?
ニュージーランドはオーストラリアの東側にある日本の国土の四分の三ほどの国で2つの大きな島、北島と南島そして最南端にある小さなスチュアート島から成る国です。もともとはイギリスの移民が多い国でしたが現在は世界各国から移民が移住してきており様々な人種が共に暮らす国です。
国民の9割以上が北島の都市部に住んでいるとされ、南島には手つかずの自然も多く残っています。ダニーデンはニュージーランドで5番目に人口の多い都市で南島では国際空港のあるクライストチャーチに次いで2番目の人口を抱え12に万人程度です。
ダニーデンはオタゴ半島の付け根に位置し、非常に坂の多い都市です。しかし湾やビーチが非常に美しく爽やかな都市です。何と言ってもダニーデンの一番の特徴が学生の町であるということです。
ニュージーランドで最も歴史のあるオタゴ大学を抱えニュージーランド全土と世界中から学生や研究者が集まっています。大学のキャンパスが町の中心に位置しており大学生が非常に住みやすい町です。
日本と異なる大学の行事
まず入学すると最初に自分が半年または通年で受講する授業の登録があります。
数万人の学生がキャンパス中にひしめき自分で色々な場所を回り教授たちと相談しながら受講するかどうかを決定し、教授から承認されると初めて大学生活がスタートとなります。
私はこの時、古い体育館で登録をしましたが、まず日本のように列が整理されているわけでもなく学生があふれているのでどこが最後尾なのかを見つけることに苦労します。
また自分が受講したい科目の登録場所の列を探すことに疲れ30分も並んだ挙句に違う列だったという悲劇も多々起こり遂には気分が悪くなり倒れる学生もいるほどです。
他に日本との大きな違いは入学式がないことです。
オリエンテーションのようなものはありますが、基本的に大学は門戸を広く開いているため入学がしやすいです。ただし、卒業をするのは大変なので卒業式は盛大に行われます。
何より私が驚いたのは町のメインストリートを貸し切って卒業パレードをしたことです。
大学から黒いマントを羽織って町のセンターまで移動するのですがバグパイプの演奏がされる中を卒業生は練り歩きます。卒業式の日程も学部によって異なるので約2か月に渡りこのような様子が見られます。
授業の様子
授業は大きな講堂で行われるものと小さな教室で少人数で行うものがありましたが、大講堂の講義中に学生の有志のような人たちが何かの衣装を着て突然乱入して教授の脇でパフォーマンスをしたり、行事の宣伝をしたりすることがありました。
教授も怒るわけでもなく「またか」という感じで学生は非常に楽しんでいました。
ある雨の日には大きな市販のごみ袋に穴をあけて合羽代わりに着て遅刻してきた学生がいたり、スケボーで登校する学生が多くスケボーやキックボードが講堂の入り口に並ぶことも多く私には驚きでした。
私の学部は医学を学ぶ学生が多く授業中は皆真剣で大講堂でも大きな声で質問する学生も多くいました。また、授業の後は教授のところに長い列ができていることも多く学生の熱意を感じました。
大学の様子や学生の生活
大学の図書館は非常に大きく長い時間開いているため、多くの学生が利用しています。またキャンパス内には食堂やカフェなども非常に多いです。
日本の大学と異なり、中年や老年と呼べるような学生も多く学んでいます。キャンパスを歩くと様々な国の人や年齢の人に出会えます。
学部によって忙しさが全く違いますが、どの学部も学年が上がるにつれ難しくなり試験などでは容赦なく落第するので試験の前は図書館に長い列ができます。良い席を取るために多くの学生が並びます。また、そんな学生のために学生会からおやつが入った袋が無料で配布されたりします。
非常にオンオフの区別がはっきりしていて、夏は毎日のように夕方からバーベキューをしている学生も非常に多いです。週の半分くらいはバーベキューをしながらお酒を飲むパーティをしている学生もかなりいます。
多くは住んでいる家に集まって外にソファなどを出して音楽をかけてパーティをするので、飲み屋やバーにはお金のない学生はあまりいきません。
日本のアパートのようなものは少なくフラットと呼ばれるシェアハウスのような所で暮らす学生が多く、私も現地の学生と一緒に生活していました。自分の部屋はありますが、それ以外は全て共同です。
さいごに
驚くこともたくさんありましたが、シェアハウスの生活も突然コスプレが乱入してくる講義も私にとっては楽しいものでした。
オーストラリアか、ニュージーランドか、って迷う方も多いとは思いますが、この記事が参考になれば幸いです。
また、日本で予めサイトなどを利用して友達や恋人を作って相談してみるのも良いでしょう。
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